熊本県 防災ハンドブック 土砂災害から身を守る

こうして起こる!土砂災害発生のメカニズム

●土砂災害は、大雨や融雪、地震、火山噴火によって発生します。

●梅雨や台風などの雨が多く降る時期は、特に注意が必要です。

●1時間に20ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降水量になったら十分な注意が必要です。

CAUTION!注意!

がけ下や山すそに住んでいる方は特に注意を!!

土砂災害の種類

長雨や集中豪雨によって、石や土砂が水と一緒になって一気に下流へ流れる現象です。
●山鳴りがする。
●急に川の流れが濁り、流木が混ざっている。
●土臭いにおいがする。
●雨が降り続いているのに川の水位が下がる。

長雨や集中豪雨によって、斜面が急に崩れ落ちる現象です。
●がけから水が湧き出してくる。
●がけに亀裂が入る。
●がけから小石がバラバラ落ちてくる。
●がけから木の根が切れる等の異様な音がする。
●樹木が傾く。

地下水などが粘土のような滑りやすい地面にしみ込んで、その影響で地面が動き出す現象です。
●沢や井戸の水が濁る。
●地面にひび割れができる。
●斜面から水が湧き出す。
●家や擁壁に亀裂が入る。
●樹木や擁壁、電柱が傾く。

土砂災害発生の事例

熊本県でも、多くの土砂災害が発生しています

●深夜の豪雨や雷により、避難行動をとることが難しい状況でした。雨が強くなる前に早めに避難しましょう。

日頃の備えと早めの避難

●日頃から、山(斜面)から離れた部屋や2階で過ごすことが重要です。

●市町村が作成しているハザードマップ(防災マップ)を確認し、自宅が土砂災害警戒区域等にあるかどうかを確認しましょう。

●避難場所や避難経路を確認しましょう。

●大雨や台風に備えて、5段階の警戒レベルに応じた避難開始のタイミングや避難行動をまとめるマイタイムラインを作成しておきましょう。

●気象情報をテレビ・ラジオ・インターネット等で収集しましょう。

●大雨警報(土砂災害)の危険度分布をインターネットで確認しましょう。

●明るい時間帯のうちに、避難所や親類宅など安全な場所への早めの予防的避難を行いましょう。

迷わず避難…

大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されたら、市町村からの避難情報に関わらず、避難をしましょう。

深夜の集中豪雨などにより、外に出て避難ができない緊急時には

●屋内の2階以上の安全を確保できる高さへの「垂直避難」や
山(斜面)からできるだけ離れた部屋へ避難しましょう。

土砂災害の警戒区域を確認

●「土砂災害情報マップ」では、大雨などにより土砂災害が発生した場合に、生命または身体に危害が生じるおそれがある区域 (通称:レッドゾーン、イエローゾーン)を公表しています。

「防災情報くまもと」からも確認できます。

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