熊本県 防災ハンドブック 風水害から身を守る

こうして起こる!風水害発生のメカニズム

集中豪雨が発生しやすいとき!

●前線が停滞しているとき(特に、梅雨期の終わりごろ)

●台風が近づいているときや台風が上陸したとき

●大気の状態が不安定で、次々と雷雲が発生しているとき
(特に、陽射しの強い夏ごろ)

集中豪雨が起こるとどうなるのか?

●川の水が増え、氾濫することがあります。

●床上、床下浸水が発生することがあります。

●道路が冠水することがあります。

●排水溝や下水管で水が溢れ、地下のスペースなどに水が流れ込むことがあります。

風水害発生の事例

【熊本広域大水害】平成24年7月12日

【令和2年7月豪雨】令和2年7月4日

線状降水帯の発生

 7月3日~4日に球磨川流域に記録的な大雨をもたら
した線状降水帯は、長さが約280kmで13時間停滞す
るなど、2009年以降に九州で発生した線状降水帯の
うち、最も規模が大きく、持続時間も最長を記録。

出典:気象研究所ホームページ

https://www.mri-jma.go.jp/Topics/R02/02
1224-2/press_021224-2.html/

日頃の備え

地域の危険箇所や避難経路の確認

●市町村が作成したハザードマップ(防災マップ)などで 、お住まいの地域の危険箇所(過去に浸水した場所など)や避難経路をあらかじめ把握、確認しておきましょう。

雨がひどくなりそうなときは…

早めの予防的避難を!

●夜間や大雨時は、避難そのものが危険になります。大雨が予想される場合は、本格的に雨が降り出す前の、明るい時間帯での予防的避難を心がけましょう!

●大雨や台風に備えて、5段階の警戒レベルに応じた避難開始のタイミングや避難行動をまとめるマイタイムラインを作成しておきましょう。

避難するときの注意点

1.安全で動きやすい服装
※長靴は水が溜まると動きにくくなるので厳禁!

2.足元に注意
※歩行可能な水深は、一般的に大人男性70㎝、女性50㎝と言われています。
流れが速い場合は非常に危険です。
※マンホール、側溝などに注意しましょう。

3.隣近所で声をかけ合って避難

4.病人や高齢者は背負って避難

5.子供は大人が手をつないだり、ライフジャケットなどをつける

避難が危険な場合は

●建物の2階など、できるだけ安全なところに避難しましょう。

DANGER!危険!

台風時など、雨風が強い中での以下の行動は大変危険です。絶対にやめましょう!

●田畑の様子を見に行く

●屋根に上って作業する

●川や海の様子を見に行く

5段階の警戒レベルを活用しましょう

●警戒レベルとは、水害や土砂災害に備えて住民がとるべき行動をお知らせするために、 市町村が発令する避難情報等や気象庁等が発表する防災気象情報等の防災情報を、5段階に分けたものです。警戒レベルに応じた行動を、普段から確認しておくことが大切です。

●また、お住まいの市町村が配布している防災マップ(ハザードマップ)を活用して、自宅の災害リスクを確認し、避難場所・経路を決めておきましょう。

<5段階の警戒レベルと避難行動の関係>
 市町村から警戒レベル4「避難指示」や警戒レベル3「高齢者等避難」が発令された場合は、「住民がとるべき行動」に基づき、必要な避難行動をとりましょう。
 また、市町村から「避難指示」や「高齢者等避難」が発令されていなくても、発表されている防災気象情報がどの警戒レベルに相当するのか確認し、自ら避難の判断をしましょう。また、明るいうちからの予防的避難を心がけましょう。

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